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「敗戦国日本」にご満悦の安倍首相

十月号原稿

「敗戦国日本」にご満悦の安倍首相    朴 貞 花     神奈川

蒼空に白雲
百日紅・無窮花咲き継ぎ
誰も侵さず、花は散る

中国より独立させる
口実の日清戦争
日本の国益の為だった

ロシアと戦い
朝鮮を壊滅すると
銃剣で強制併合

侵略と略奪の歴史
2000万以上の死者を出した
「七〇年談話」は―――

2000年の交わりの隣国
朝鮮、中国を敵視
脅威を煽る

違憲だ。戦争反対。
雨の中を私も叫ぶ
連日の全国民の怒りの抗議

国民の意志を無視し
曖昧な答弁と詭弁の果てに
安保法制を強行採決

米国は―――
1600万の先住民を虐殺し
1600万のアフリカ人を
奴隷狩りの果てに連れてきた

ベトナムでイラクで
世界で武力行使の
米国追従の安倍首相は
「敗戦国日本」にご満悦なのだ

☆日本の国民がこんなに反対の声を上げているのに、支離滅裂な返答を繰り返し、戦争法案を通そうとしているのは何故なのか?安倍は日本の国民よりも、米国に忠誠を尽くす忠犬なのだと思うようになった。
米国の敗戦国としての立場に甘んじる事にご満悦なのだと思うようになった。

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花木が何よりもの友なのだが、私は、どんどん老化していくのに、花木は老いを知らず、成長を続けていく。
無窮花も百日紅も狭いところに植えられたので競争をして、上へ上へと伸びていく。
高砂百合までも負けじと背高ノッポになって花をつけている。紫式部も負けじと伸びて実を付けている。秋には紫に色付く事だろう。
それにしても、私の手に負えない大きさにどんどん育っていくので困り果てている。
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by pcflily | 2015-08-27 17:17 | アリランエッセー | Comments(2)  

生存者は五十人だけに

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○高砂百合。無窮花、百日紅の根元に植えたのに陽の光を求めて、負けずに、上へ上へと2メートル程に伸びてこんなにきれいな花を見せた。百合は決して弱い花ではなかったのだと知った。

九月号

生存者は五十人だけに――        朴 貞 花     神奈川

帝国日本に侵され
慰安婦とされたハルモニ達
公式謝罪と賠償を待ち続けた

政府登録の二三八人、
生存者は五十人だけに――
年半ばで三人が逝った

李・ヒョンスンさん九一歳
金・ウェハンさん八一歳
金・タルソンさん九〇歳

国連とアムネステイの勧告
「道義的法的責任を
二十万の女性に」

歴史学者に任せると言った
安倍首相の美しい日本は、
恐ろしい日本のことだ

歴史学者は答えた
「歴史の直視と
慰安婦の強制、侵略の謝罪を」

声明が次々と出された
世界各国の歴史学者187人
国内の知識人281人
歴史学者13,800人

心優しい普通の人たちが支える
「違憲」ごり押しの
欺瞞と詭弁の安倍首相
戦後七〇年談話は――

★敗戦後70年、国家の名目では殺人も許され、どんな嘘も許されるのだ。
権力を握れば、この悪事に拍車がかかる。それを、支えているの目の前の自分の利得権を守ろうとする本気で物事を考えない一般市民だろう。

ハルモニ達の哀しみ、悔しみ、恨が解けることはないのだろうか?全員が死亡するまで、待っている心算なのだろうか?この作品を詠んだのは3か月まえだ、その間にまた亡くなったハルモニがいらっしゃる。
証拠は沢山出ているのに、証拠がないと言い張っている。

8月になると、あの戦争についてのテレビや新聞雑誌に記事が出る。まるでお祭り騒ぎの様だ。この時期だけに思い出せば良い話ではないと思うのに、いずれもが、時期が過ぎるとなかったかのように、口を噤む。

被爆国になったのは、日本が仕掛けた戦争であるのに、被害者であることだけをことさらに言う。(米国の罪を許すわけではない)世界で唯一の被爆国なのだ。何故、原発を20基以上も作り続けたのだろう。その上、福島の原発事故を経験したのに、再稼働を始めた。一台も作動してない間にも日本の電力は十分であった。
福島の原発事故は何も解決していないのに。一体、誰の為の再稼働なのか?しかも、もう故障が起きた。

米国の核の下にいながら、核廃絶などと言っているのは全く理解が出来ない。世界唯一の被爆国であると訴えると同時に、米国からの核に守られることを拒否すべきである。
沖縄の米軍を始め、国内に米軍の基地を置くことは排除すべきである。

朝鮮民主主義共和国が危険だと騒ぐ。危険なのは世界でも有数の軍事力を持ち核を持つ米国と日本の方が数倍危険だ。米国の共産圏への闘いの一翼を担う為に協力をしているだけだ。日本は余り報道をしないが、北朝鮮は、休戦条約の状態から、真の平和条約へと、米国にたいして、終始一貫、申し出ているのに聞き入れて貰えないでいる。米国は小国を利用して共産圏との対立を作っているのだ。

国力の弱った米国のお手伝いをすると張り切っているのが安倍政権なのだ。世界中で殺人行為をしてきた米国に従い、殺人の戦争行為をしようとしている。

全国で反対運動が盛り上がっている。考える人々が声を上げている。戦争法案が廃案になることを、ひたすら願う日々である。
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by pcflily | 2015-08-27 12:51 | アリランエッセー | Comments(2)  

多生の縁

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○わたしも、飛び入りで戦争法案の反対運動をしました。横浜である時は一人で出かけて参加します。


1999年4月11日  朝日新聞 近藤芳美選
韓国のアボジに会いに行けよとて主体思想の夫は別れを言う

一九九九年八月号  「未来」 近藤芳美選
男児をと望みいて生れし女児なり天雅と名付け子は沐浴させいる
天雅生れし一月八日 二日後に離婚切り出す再婚の夫
バブル崩壊われにも及び再婚の夫はその子の生計守ると
統一の喜び分かち合う夢失せし七十の夫は別れ切り出す
「朝鮮籍」守る夫の一念と韓国に病むアボジのことを言う
優しさの中で刃を研ぎいたることに気づかずおりし沈丁花咲く

1999年9月号  「未来」
北も南も還れざる地よ血縁の子に骨を委ぬるのみと夫は
安住の地なき在日コリアンは北も南も祖国と恋いいる

2000年12月  朝日歌壇  近藤芳美選・佐々木幸綱選
★離別せる夫の電話の声震え五十六年目の「故(こ)郷(ひゃん)訪問(ぱんむん)」を告ぐ

2001年4月   「未来」
五十三年目の故郷(こひゃん)訪問(ぱんむん)のビデオ届く離別後二年会わざる夫より
半世紀訪韓の道閉ざされし父母兄弟の逝きし故郷に佇つ
一人の為に村人挙り迎え祝う五十三年目の故郷(こひゃん)訪問(ぱんむん)
半世紀越えて帰郷の一人のため長鼓と鉦鳴らし村人迎うる
末子なれば一族の同世代義姉のみ帰郷に共に抱き合い泣けり
半世紀の不孝を詫びる父母の墓見守る一族も涙をぬぐう
五十年統一信じ捧げたる一生告ぐれば共に喜ぶ

★男性恐怖症の私が、事もあろうに二度も結婚している。
一度目は見合いもせぬうちに決定した政略結婚、という程の事でもないだろうが、わが家族の両親と私の七人姉妹が生計を立てるために、家業の手伝える男性が必要であったからだ。夫に選ばれた人は、七人兄妹の長男で父親が早世していたので、やはり家族の暮らしを支える家計の為であった。結婚生活は10年ほどで、彼との結婚生活は、彼の突然死で終わりを告げた。
二度目は、私の突然の交通事故で自営の店の仕事が出来なくなり、病身の母親がいては子供が自由に羽ばたけないだろうと、まず私自身を片付けようとして、結婚を申し込んだ人に従った。
私は、子供の為に結婚をしたのだが、彼は子供の為に、私と離婚をした。家族一同総連の活動家であったのだが、結果的には、総連の力が弱まったことで、息子家族の生計が苦しくなったので、それを、応援する為に子供のもとへ去って行った。私との生活は10年にも満たなかったと思う。
彼の息子家族一同は、その恩恵を受け、孫は弁護士や教員になったと言う。心から安心し、離婚したことを喜んだことであろう。

袖振り合うも多生の縁と言う。地球上には、これだけたくさんの人がいるのだから縁がなければ結ばれるはずはない。
離婚した後に、釜山でアジア大会があった。私は、南北の選手が同じ統一旗を持って、行進するのをこの目で直に見たかったこと、私の両親が私にして下さったように、息子に祖国の土を踏ませたかったこともあって一緒に参加した。(娘は他家に嫁いでいたので出来なかった)
朝鮮籍では自由に韓国には行けない頃であった。

開会式の行われる会場で、私の真後ろに彼が息子と一緒に、私の後ろの座っていた。アジア大会の開会式での、何万人もの参加者の中で、離婚をした私達がこんなに間近で、再会するようになるとは誰が想像したであろうか?
多生の縁のある人であったのであろうと、改めて思ったことであった。

○10分ほど離れた近くの公園から花火をみました。花火が大好きです。

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by pcflily | 2015-08-20 20:33 | アリランエッセー | Comments(2)  

メルケル首相の訪日に思う

六月号     二〇一五年

メルケル首相の訪日に思う           朴 貞 花   神奈川県

ドイツは、今もなお継続している
謝罪と
歴史認識の直視
それは、確固とした信頼を得た

東西の分断を克服
東独出身の女性を首相にした
世界の中で輝く国を
羨んでいる私の三月

「朝日新聞社」の講堂で
過去の責任の清算と
    歴史の記憶の継続と、
近隣国との和解を――

核利用推進派の独首相
フクシマの原発事故で
原発廃止に踏み切った。
被爆国日本が再稼働するとは?

敗戦ではなく、終戦七〇年
自国に不都合な
歴史認識は
「見ざる、言わざる、聞かざる」

天皇は「遺憾だ」と宣うた
「心残りだ、残念だ」の意なり
    謝罪の言葉ではない。

慰安婦の強制連行を
「日本軍はやってない」の強弁
証拠の廃棄、隠蔽の果てに――
    
「朝鮮の侵略と
民族圧殺をしていない」
語るのは大学教授
    日本は、真正の道を歩むだろうか?

☆『新日本歌人』8月号の作品表に取り上げられた。

 天皇は「遺憾だ」と宣うた
「心残りだ、残念だ」の意なり
謝罪の言葉ではない

上手い。「そのとり」 だから未だに安倍首相のように、一部の日本人にあの侵略戦争の反省が無いのかもしれません。とある。

嬉しかった、この作品評を書いた人が、かつて、私の作品について、批判的で、「リアリズムがあると言えるのか」と評した人であったので、なおさらに嬉しい。

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by pcflily | 2015-08-12 21:31 | 『新日本歌人』 | Comments(2)