終戦宣言の約束は?
九月号原稿 (6月詠)
米韓軍事演習の中止決定
朴 貞 花
待ちに待ち続けた
米韓軍事演習の中止
銃を突きつけて挑発の
覇権国の米国だった
核大国のアメリカに
世界は追従して来た
被爆国日本が忠犬の体たらく
戦争屋の
既得権層を撥ね退けた
トランプ大統領に
賛辞を伝えたい
「南北統一チーム、
南北の共同入場、
統一旗とアリランの使用」と
嬉しい報道が届く
米朝会談は両首脳の署名
七十年の冷戦解消
北東アジア平和への転換だ
朝鮮は終始一貫
軍事的威嚇中止を要求してきた
トランプ大統領は
朝鮮の安全を約束した
「ここに辿り着く道は遠かった」
金正恩委員長の言葉に
滂沱の涙を流した私
幾十年を闘い苦悶の
南北、在日、世界の同胞
鬼籍の同胞も胸を熱くした筈だ
真の平和の訪れを祈る
☆かつての金大中大統領の訪朝の時に、あまりにも、単純に信じ喜んで、その後の深くて長い失望を、もう二度と味わいたくないと、冷静に見ていたのは私ばかりではないと思う。これが、今年の南北会談と朝米会談であった。
そんな中で、朝鮮とアメリカの首脳が直に会談をして、韓米軍事演習をしないと聞いた時には、これで、前向きに進むだろうと思ったのであった。終戦宣言に署名をするとの約束をしたともいう。
あれから、2ヶ月ぐらいで、もう、韓米軍事演習をするかもしれないというニュースが流れてくる。誰の為に、どんな利益を得る為に人間が人間を殺す戦争の練習に大枚をはたき続けるのだろうか?言葉が出ない。







by pcflily | 2018-08-31 16:59 | アリランエッセー | Comments(0)